ささ、第2回目です。
指板のすり合わせが終わりましたらお次はブリッジ接着です。
この工程は接着剤とのガチンコ勝負ですので写真がありません。
つまり・・・
どーん
どどーん
と接着が終わりました。
いや~、今回はもう少しで気を失うところでしたね。
ブリッジ接着はとてつもない集中力を発揮せねばならぬので、終わった後は放心状態でもう1日何もできません。このまま帰りたい!!
というのは冗談ですが、集中力をとんでもなく使うのは本当です。
お次はナット接着ですね。
牛骨を寸法道理の横幅・厚み・高さにし、接着剤でびたっ!!
ナット自体の加工はあまり形に変化がないこと・小さくて写真に撮りづらいことがネックで取りやめました。
では、取り付けたナットにマーキングを・・・
弦の通り道のしるしを付けて行きます。
s専用の治具を使っているので、いちいち寸法を定規で測ったりはしていません。作業の効率化ですね。
そしてしるしに合わせて目立てやすりで・・・
仮溝を切っていきます。
1枚目:目立てやすりに黄色いマスキングテープが巻かれているのは、やすりが手に食い込んで痛いので巻いています。1ロットで何十台とナットを切ると指が大変なことになるので巻いています。
2枚目:ナットの手前にある板は、ナット溝の深さを仮決めするためのスペーサーです。
右2か所はほそーく溝が切れました。
仮溝をガイドに各弦の太さに合わせたやすりで溝を改めて切ります。
1弦だけ切りましたが・・・差がわかりませんね。
さすが1弦!!溝細いっ!!
このやすり「1(2)」と下手な字で書いてあるのですが、弦の種類によっては1弦のナットやすりが2弦の溝を切る場合もあるのでメモで書いてます。
こちらの写真の方が「弦ごとの幅の溝」がわかりやすいですね。
つっても3弦の溝以外は同じに見えますね・・・。
上の写真は細かいペーパーでナット上面を磨いて仕上げているところです。
数種類のペーパーを使い磨き込んでいきます。
ナット完成の写真がピンボケしていたのでこちらの、エボニーナット完成の図をご覧ください。
素材が木材のナットは仕上げにオイルを施し、しっとり落ち着いた仕上げになっています♪
こちらはとあるオーダーKakumaeのナットになっております。しぶい仕様っ!!
よーし!完成はもうすぐそこだZE!!
また明日~。